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成り上がり・立身出世 【31】-【27】  
無職転生 - 異世界行ったら本気だす
【第20章 青年期 ザノバ編】 【後篇 】

二次創作欄はこちらだよ。】【ブログ

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無職転生 - 異世界行ったら本気だす 人気キャラ投票所  2013/3/24 

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(´・ω・`)

●敵国との戦争に圧勝したけど、王都でカウンタークーデターが発生したよ!

●主人公、ザノバの説得に失敗して、パックス王を助けに行く事になる。
ザノバ(´・ω・`)最後の肉親だから、助けるんだ。
主人公(´・ω・`)このままじゃ、ザノバが謀殺されちゃう!パックス王に殺されちゃうよ!
ザノバ(´・ω・`)国のために死ぬのは義務(どーん
主人公(´・ω・`)生きろ!


●魔道鎧と、地下通路駆使して一気に王城の中に侵入して、パックス王を助けにいったよ!

●なんと!七大列強【死神】は、実はヒトガミの使徒だった!
主人公(´・ω・`)今まで周りくどい手を使うから、ヒトガミの使徒ではないと思ったら、ヒトガミの使徒だった。
なんて分かり辛い奴。

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無職転生 - 異世界行ったら本気だす【第20章 青年期 ザノバ編】 【中篇 5000の敵軍相手に圧勝だよ!】
  
  小説家になろう   作者:理不尽な孫の手 2014年 04月 10日 



第二百七話「火急の知らせとザノバの真意」ー戦争で圧勝し王族を捕虜にした事で、停戦交渉が進み平和はなった。
少なくとも敵国は3年の間は戦争が出来ず、その間に国の態勢を立て直せば安泰。

でも、シーローン王国でカウンタークーデターが勃発する。
王族をほとんど粛清したと思ったら、3歳の子供を旗頭に立て、王城をグルリと包囲してしまった。
ザノバはこの状況でも、パックス王に従う気である。
主人公達や、家臣が説得しても帰ろうとしてくれない。
このままだと、疑心暗鬼になったパックス王に謀殺される可能性が高いけど、ザノバは王族としての義務と、パックスが最後の肉親だから最後まで付き合う気だった
  ーー

「……ザノバ。パックスは、お前の事を怖がっているはずだ」
 「そうですかな?」
 「だってそうだろう。あいつは他の王族を皆殺しにしたんだ」

  いくらザノバが恨みとか持っていなくたって、向こうには後ろ暗い所がある。
  後ろ暗い所があれば、疑心暗鬼にもなる。

 「もし助けに行っても、なんのために来たのだと死神を差し向けてくる可能性もある」
 「…………」
 「助けた後もそうだ。
  お前がどれだけパックスを助けても、
  パックスが心の底からお前を信頼することはない。
  自分に後ろ暗い事があるからな。
  いずれ、何がキッカケで、お前は殺される。
  そんな所には、いるべきじゃない」

  ザノバは何も言わない。
  ただ俺の方を見て、仏頂面をしているだけだ。

 「お前は。前に、国が死ねといったら死ぬしかないって言ったよな。
  戦争で死ぬのは、わかる。
  けど、パックスの疑心暗鬼で殺されるのは、おかしいだろ。
  だって、国のために、なんの貢献にもならないじゃないか」
 「……」

(´・ω・`)死亡フラグかなー

第二百八話「パックスの元へ」00
ザノバ達は魔道鎧で移動して、短期間で王都に到着した。
城は陥落しておらず、パックス王は健在である。

ザノバ達はそのまま秘密の地下通路へと進み、王城へ向かう事にした。
そこは・・・・迷宮!
長い通路が浸食されて、迷宮化していた!
でも、主人公さんは地形ごと破壊して進めるので特に問題はなく、そのまま主人公とザノバが初めて出会った場所へと到達する。
かつて、主人公がパックスに騙されて、結界の中に閉じ込められた懐かしい場所だ。
更にロキシーが住んでいた懐かしい部屋もあり、城の構造が可笑しかった。
普通に平時の仕事をする場合、とても仕事がし辛い仕様の城だったのである。

パックス王に会うために城の中を進むと、可笑しい事に誰も居ない。
居たのは七大列強【死神】。
こいつはヒトガミの事を知っているヒトガミの使徒だった。
今までそんな素振りを全く見せなくて可笑しいと思ったら、最後の最後でこれである。 


「なんで、この国の王様は、こんな高い所に寝所なんて作ったんですかねぇ」

  『死神』ランドルフ・マリーアン。
  彼は俺たちの姿を見つけると、唐突にそんな事を言った。

 「こんな所に寝所なんて作ったって、不便なだけでしょうに。
  執務だって、一々下に降りるのも面倒でしょう。
  食事を運ばせても、1階の炊事場からここまでじゃあ、若干冷めてしまう。
  年を取って足腰が弱くなれば、昇り降りにも一苦労だ。
  火事なんかあったら、逃げ遅れてしまうかもしれない」

  やつれた顔をかしげさせ、ブツブツと言いながらこちらを見てくる。
  普通の疲れたオッサンのような姿勢だが、なぜか背筋にピリピリとしたものが走り抜ける。

 「私だったら、一階に作る。
  執務だってスムーズだし、ご飯も温かいものが食べられる。
  どこかに出かけるのだって簡単だ……。
  と、思うのは、私が庶民だからなんでしょうねぇ」

  ランドルフはベラベラと喋りつつ、イヒヒと笑った。
  シャレコウベのような笑い顔に、ロキシーがごくりと喉を鳴らした。

 「まぁ、確かに利点はありますよ。
  こうやって城の中に立てこもるんだったら、ここが一番安全だ。
  なにせ、この城は、耐魔レンガをふんだんに使ってる。
  遠方からの魔術にもめっぽう強い。
  各階には防衛地点もあり、一番上まで攻め上るのは難しい。
  戦時中の城なんですなぁ、ここは」

(´・ω・`)この敵も妙に存在感がある奴だ。これが文才。


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