戻る(・ω・`)

TS物D エルフになって勇者と一緒に魔王を倒しに行く話 (TS)
前に戻る(´・ω・`)  次にゆっくり進むよ! 
エルフになって勇者と一緒に魔王を倒しに行く話 (TS) 白銀の討ち手 S

魔王によって滅ぼされる事が確定している異世界に、超絶美少女エルフ娘として送られた元男が、勇者と一緒に魔王討伐の旅にでるお話さんだよ。

●人類側の戦力を握っている奴がゲスだから、魔王と戦う以前の問題。


4話 --今代の勇者は、権謀が得意な男で剣の実力がなかった。このまま王都までいけば、勇者にエルフ娘は慰みものにされ、超高確率で魔王軍と敗北して凌辱エロゲーヒロインになる事が確実だった事から使者の男は素直にエルフ娘に真実を話し・・・現状では一番有力な使者さんがエルフ娘によって勇者になってしまったのであるっ!--

第八幕  『面白い展開になってきた!』 --騎士団長モスコは普通に汚職しまくっている人間さんである。騎士とエルフ娘がお互いに事故で抱き合っている姿を見て、騎士を排除する事が決定してしまった--

第十幕 『神使いの荒いエルフだ。さて、“彼”はどこかな?』 --国側が用意した勇者さんをエルフ娘は拒絶し、カークだけを勇者だと認めていた。
まるで、プロポーズのような熱烈っぷりである。
 --
「私の勇者は、貴方です。この世界でカーク・アールハントただ一人です。私がそう決めたのです。他の誰でもありません。他の誰にもできません。それなのに、一人で格好つけて散るなど絶対に絶対に認めませんっ」
(´・ω・`)ほとんどプロポーズしているも同然すぎるエルフ娘だった。

第十一幕 『体に心が順応するのは時間がかかる。その過程が面白い』 --セレブライフを実現するには、魔王軍を倒さないといけない。
でも、人類側の戦力を握る奴はゲスすぎて好きになれないので絶望的だった。
1000年前のように勇者とエルフ娘だけで魔王に挑まないといけないかもしれない
しかも、勇者がエルフ娘を逃がして死ぬ気満々! 
一時的に国側が用意した勇者に下ることにし、勇者を生存させるために捕われの身になるのだった。 
 -
現状で一番重要なことを考えてみる。まずなんといっても、この世界を魔王軍の手から救わないことにはオレのセレブライフは実現しないという大前提がある。酒池肉林の実現は世の男のロマンなのだが、ロマンに辿り着くためには多くの障害を乗り越えなくてはならないのも世の常だ。この障害を如何にスピーディーかつ楽に乗り越えるか、というのが当面の問題なのだ。
 さて、相手が“軍隊”というからには、こっちにも対抗勢力がないと心許ない。だけど、カーク曰く、『残された人類側の戦力は質・経験ともに乏しく、逆に魔王軍は勢いづいている』のだとか。真正面からぶち当たって戦争おっ始めても魔王軍を倒せる公算は小さいという。この時点ですでに頭が痛い。1000年は勇者とエルフたった二人で乗り込んだらしいが、果たして俺とカークに真似できるのかは不安だ。出来るなら前回よりも良い条件で挑みたい。
 ここで気になるのは、今現在の勢力図・戦力差がどうなっているかだ。歴史の授業とか戦術ゲームをちょこっとと齧ったくらいだから詳しく分析なんて出来ないけど、情報を仕入れておくに越したことはない。特に、自軍の数とか魔王軍の数とか、どこまで侵攻を許していてどこまで防げているのか、どこをどう通れば安全で快適なのかは知っておきたい。“敵を知り己を知れば百戦危うからず”と昔の人も言ってるし。

(´・ω・` だんだん無理ゲー臭がしてくるのは何故だろう。人類と魔王の両方を一変に敵に回しそうなエルフ娘だ。

第十二幕  『異世界から召喚する理由は、他でもない。この世界をかき乱す“力”も持っているからさ』-この世界の人類は絶望的なくらいにやばかった。
1000年間平和だったせいで、補給の重要せいを知らず、実戦経験がないのであるっ!
更にっ!魔王の軍勢は10倍だぁー!絶対に勝利できないっー!

エルフ娘は絶望した!
 --
「我が騎士団は、神聖なるセシアーヌ首都を守護する虎の子の戦力にございます。言うなれば、国の命運を掛けた時にのみ眠りから覚める雄々しき獅子のようなもの。普段はその威光を持って世に平穏を齎しめることが役割であり、名誉ある戦でしかその力を示すことはありませぬ。まさに“セシアーヌの切り札”といったところでしょう。よもや魔王も、セシアーヌにこれほどの強力な軍が待ち受けているとは露とも思っておりますまい」

 ちょ、ちょっと? まさか、冗談だよな……?
 最悪の予想が首をもたげてきて、ゾクっとした寒気が背筋を走り抜けた。

 「で、では、ええと、騎士団は演習などを定期的に行なっていますか? 仮想的な机上演習とかは?」
 「机上での演習など、何度やっても騎士団の勝利に終わるので誰もやらなくなりました。実際の演習に関しては、過去に数度ほど歴代の大隊長の気まぐれで行われたそうです。とは言えそれぞれの家の事情もあり、ほとんどの騎士が集まらなかったと聞き及んでおります。
 ……どうされました、お顔色が優れぬようですが……?」

(´・ω・`)壊滅フラグだ!



前に戻る(´・ω・`)  次にゆっくり進むよ! 

戻る(・ω・`)


カウンター日別表示