第百七十八章 偽りの墓標 --ダークシュナイダー(指貫グローブ)は死んだ。
うっかりザザーンがダークシュナイダー(指貫グローブ)を洗おうとして水の攻撃魔法を使ってしまい、アイテムの耐久力が0になって死んだのだ!
中二病らしい格好よさがあるダークシュナイダー(指貫グローブ)は死に、ザザーンによって墓が作られる事になる。
でも、漢字を間違えているので墓じゃなくっていた!
ダークシュナイダーの
基!
墓 → 基!
誤字! ---
第百七十九話 魔物の襲来 -魔術師のザザーンと一緒に風呂に入ったら、とんでもない事が判明した!
股間が・・・・パオーンって感じに巨大な男性器があったのだ!
まるで魔物のような大きさ!
主人公さんは驚愕するしかなかった!
そして、こんな状況で主人公さんが元の世界に帰る発言したのでザザーンが動揺する。
だって、ざざーんの友達って、主人公さんくらいしかいねぇから、主人公さんが元の世界に帰るとボッチになっちゃう! ---
――非常にビッグサイズなスノパオン(頭部)が雄々しく鼻を振り上げていたのだ。
「え? ちょ、ええっ!?」
その威容、正しくG級。
怪物、としか言えないそれを目の当たりにして、俺は非常に混乱していた。
(待て! 待て待て待てって!)
(´・ω・`)パオーン、なるほど小さい頃からオ●●●をしてきた結果がこれか。男性器は触れば触るほど大きくなる(キリッ
第百八十章 闇魔法と黄金の魔術師--主人公は元の世界に戻るために、かつて、ゲームそのものに負荷をかけすぎて処理落ちさせた最強攻撃魔法を使おうとしていた。
ゲームの時はこれでログアウトが出来ていただけに、この魔法を唯一習得できるザザーンの協力が必要である。
ザザーンには中二病という凄い闇属性があって、ザザーンしか使えない。
ザザーンは協力してくれるので、残った問題は・・・・・試練が全部ギャンブルな事だった。--
その殲滅力の高さから『全滅魔法』という別名を持つ魔法、スターダストフレアは、その大仰な名前に恥じないとてつもない性能を備えた魔法だ。
範囲極大、複数回攻撃、ランダム着弾、魔法防御無視という凶悪な特性を持ち、最強の対人魔法として名声をほしいままにしている。
しかも、スターダストフレアが凄いのはその威力だけではない。
空から大量の星を降らせて次々に爆発させるこのド派手な魔法は、そのエフェクトの凄まじさから、『処理落ち四天王』筆頭の座をも手にしているのだ。
それを、レイライベントで入手可能な魔法『バブルチェイン』と同時に放つことによって膨大な処理を発生させ、VRマシンの安全装置を作動させて強制ログアウトを引き起こす。
これが『合成禁術デスフラッシュ』である。
(´・ω・`)世界そのものが処理オチして滅亡しちゃうわ!
第百八十一章 闇魔法と紅の魔術師
-男のザザーンと一緒にお風呂に入ったから、先生デレヒロインさんが嫉妬していた!
メスどころかオスですら許さない!
あと、ザザーンが今回の標的を魔術師さんだと勘違いしていたので恥をかいた。
相手はカジノ経営者だ! --
「聞けば、マーリガン・スプライトという大魔術師が遺したその魔法、『スターダストフレア』は最強の闇魔法だと言うじゃないか。
だとしたら、それは世界一の魔術師である僕にこそふさわしい!
どうせならマーリガンという輩の肩書ごと、その最強魔法を頂いてしまおうと思って、そいつに協力を約束させたのだ!」
(´・ω・`)イカサマを連発するしかない相手が敵さんか。
第百八十二章 試練の始まり -ゲームのチップが人間だった。
主人公がザザーンに協力してほしかったのは、このチップになって欲しいだけ!
乱数操作ができる主人公には、全ての確立を操作して勝利するなんて容易い!
あと、このイベントは初心者殺しになっており、勝利しすぎると戦闘になる。 --
「ば、バカな、二十連続ピンゾロだと!
ありえん! このたっぷり鉛を仕込んだ賽子で、一が出るはずがない!
ガキがぁ! テメェ、イカサマしやがったなぁぁ!!」
超ブーメラン台詞を叫びながら飛びかかってきた荒くれさんたちを、どうにかこうにか殺さないように全力で手加減して制圧。
メダルと賞金を鞄に詰め込み、縛られたままのサザーンを横抱きに抱いて、すたこらさっさと賭博場をあとにした。
(´・ω・`)なんというブーメラン。そして、どんな細工をしようが乱数操作には影響なしだった。
第百八十三章 男の戦い ^^賞金額が上がると、失敗する確率が跳ね上がるクソゲーだったが、かつての動画で一人だけ、 1000万E以上の賞金額をカウントした猛者がいる。
だがっ!その確率は小数点以下だ!
そこで主人公はポーカーを攻略するために取った手段はっ!
1000万Eを賭け金にかけて、すぐに勝負を降りてお金を返却してもらう事で副賞のメダルを手に入れる事だった。 ^
「あ、すみませんやっぱりやめます」
――る直前、俺は勝負を降りた。
しばらくフリーズしていたバニーさんだったが、数秒ほどかけて再起動、
「わ、分かりました。では、賭け金をお返しします」
営業スマイルを浮かべて俺に1000万Eの賭け金を返してくれた。
そして、
「あ、おめでとうございます!
獲得した賞金が1000万Eを越えたので、副賞のメダルを差し上げますね!!
………………あれ?」
(´・ω・`)あれ?見ている側のこちらもアレ?って思わされるレベルなんて・・・これは凄いわ。
第百八十四章 古くて、新しい相棒--次は100万Eの大金を競馬で稼がないといけないのだが、これは全ての馬に賭けるという強引な方法で簡単に勝利でき・・・・ザザーンに金の無駄使いにも程があるだろぉっー!とツッコミを入れられて阻止され、駄馬を強い駄馬にするまで育成するという時間がかかる方法をやる事になった。
その結果、1カ月の時を要して、競馬で勝利し、大金さんを獲得する事になる。 -
サザーンでも出来る簡単馬育成法
1.駄馬を用意する
2.駄馬に同じ餌を毎日二回ずつ食べさせる
3.餌を食べさせる度に能力値が下がるが、能力値が0より下になることはないので、かまわず食べさせ続ける
4.最終的に体力999、速力0、のようになるはずなので、そこまで来たら餌を変える
5.二つ目の能力値が999まで行ったら、あとは餌で適当に能力バランスを整える
6.強い駄馬の出来上がり
(´・ω・`)時間はかかるけど、着実に攻略できる方法がある神ゲーに見えてきた。
第百八十五章 Gスピードキング-0-神の馬、ゴッドスピードキング。
馬小屋で引き篭もっていた馬の名前が中二病だった上に、主人公よりも遅い。
しかも、Gスピードキングと略していたから、Gという文字が明らかにゴキブリにしか見えず、主人公の異名が増えそうだった。 -0
「ねーねーおかあさーん。Gってゴキブリだよね。あの人……」
「しぃっ! 指さしちゃいけません! 失礼でしょ!」
「さすが英雄様だ。まさか、あんな……」
それに、何だかG王のとばっちりで俺まで注目されている気がする。
このままでは、街の人に『水没王子』兼『Gスピードキングの飼い主』として認知されるの日も近い気がした。
「す、すまん。我のせいで、おぬしがあんな呼ばれ方を……」
「……はぁ。ま、次からは気を付けてくれよ」
(´・ω・`)やーいゴキブリの飼い主ー。
(´・ω・`)これは酷い。
第百八十六章 漆黒の勇者-ザザーンの目的が判明した。
家に縛られずに自由に生きるために偉大な功績をうちたてる必要があるので・・・・主人公のパーティに寄生して、自分じゃ倒すのが不可能な邪神の欠片を、代わりに倒して貰い、それを功績にすることだ! --
「僕はもう、決めたんだ。
何があっても、あきらめることだけはしない、って
だから、いつか、いつかの日か、絶対に――」
黒尽くめの勇者は、小さくて細い、けれど決意のこもった声で、
「――強そうなパーティに寄生して、代わりに欠片を倒してもらう!!」
最低の寄生宣言を、実にさわやかに言い切ったのだった。
(´・ω・`)なんという功績横取りする気満々のクズ発言。
第百八十七章 亀裂ーザザーンと仲良くなってから、ハーレムヒロイン達の様子が可笑しかった。
明らかに・・・・主人公はガチホモだと勘違いされてる!ーー
目に飛び込んできた光景に、見なきゃよかったと心の底から後悔する。
「――マソーマソーマソーマソーマソーマ」
サザーンの反対側の隣にはレイラが座っていたのだが、俺とサザーンが接近してからというもの、彼女の様子がおかしい。
前かがみになって長い髪を前に垂らしながら何かぶつぶつとつぶやいている。
――カタカタカタカタカタ!
(´・ω・`)ヒロイン達に手を出さないのは、主人公の性癖がアッー!だから(キリッ
第百八十八章 決壊-ザザーンが鬱陶しいほどに主人公に纏わりついていたのは、石板の2話目を再生して欲しかったからだった。
ちょうど大魔術師ネームレスがザザーンのご先祖様であり、ザザーンと同じ装備をしているから、勝手にザザーンが感動していて鬱陶しい。
問題なのは、先生デレヒロインさんが障害物無視して、必殺技を使ってしまったからザザーンの胸に刺さってゆんやっー!な展開になった事くらい! -
第百九十章 忘却と孤独と-ザザーンが主人公が暇にしているとやってきた。
普通に石板を再生して欲しいとか、そんな内容なのだが・・・知らない人が聞くと、二人がホモにしか見えないアッー!な会話を繰り広げているようにしか見えない!
アッー!
色々と会話をしている内に、ハーレムパーティ皆で邪神大戦の映像記録を見る事になった。
そして、イーナの事を忘れていたから・・・・また1話から邪神大戦の映像記録を見るはめになる!
トラウマ級の超体験クオリティ映画!
見るだけで辛い!
ゆんやっー!
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「ま、まさか僕がベッドを汚すと思ってるから嫌がってるのか?!
アレは僕が悪いんじゃないぞ!
だ、誰だって、あんな風にいきなり後ろから貫かれたら……」
「ばっ、だからお前は――」
俺はあわててサザーンの口をふさごうとしたが、遅かった。
「なぁっ!?」
(´・ω・`)ザザーンはホモネタのためだけに生まれてきた存在だったんだよ!
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