学院−7--ジエットはあの舞踏会以降、あまり睡眠が取れなくなった
アインズさんの行動と外見が怖すぎて、悪夢を見ちゃうくらいにトラウマになっている。
この秘密をフールーダに話せば全部解決すると思っているが、それは自身の家族の破滅を意味するように思えて、他者に打ち解ける事ができないでいた。
今日は学生の皆が騎士に守られながら旅をする試験の日。
旅をさせる事で、この世界は安全ではない事、騎士=軍事力の凄さを見せつけて、軍に就職させようというもくろみがる。
でもっ!
そんな事よりもっ!
ジエット少年を困らせているのは、アインズ様ぁっー!
骸骨の禍々しい姿が見えているから、心が辛い。
ジエット少年は、この旅でアインズの手で口封じされると思い込んでおり恐怖でガクガクブルンブルン。
でも、アインズを信じる以外に道がない。
そして、アインズさんと一緒に旅をするランゴバルト少年は驚愕した。
購入した奴隷3人組が次見た時っ!
人間じゃない何かっ!になっていたのだぁっー!
黒い鎧に包まれて、明らかに人間とは思えない動きをしている。
というか、アンデットモンスターのデスナイト三体だった!
アインズはアンデット奴隷を売却する無邪気な思惑で動いている。
普通、アンデットなんて誰も買ってくれないだろうけど、何時か、購入して機械の代わりに使用してくれたらいいなーと思って行動してるもんだから、周りから勘違いされ驚愕されている。
アンデットは生者の敵っ!という一般常識のせいで勘違いされるしかなかった。
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(やれやれ。本当に無理やりだったな。あそこで兜を取って見せろなどと言われなくてよかった。ランゴバルトには借りが一つだな)
別に本当にデスナイトの中に雇った奴隷が入っているわけではない。殺して皮を剥ぎ取るという案をデミウルゴスが出したが、それは流石にアインズが却下している。
敵や利益のために人を殺すことはなんとも思わないが、雇い人が無実の雇われ人を殺すというのは如何か、と思ったためだ。雇った段階で、アインズには彼らに対する責任が発生しているのだ。それを先に裏切るというのは主人として行うべきではない。
そのため奴隷の三人は現在、アインズ・ウール・ゴウン辺境侯の館で様々な資料の製作や、計算などに追われているはずだ。
(´・ω・`)アンデット×4 + ランゴバルト少年パーティ
(´・ω・`)本当の事を知ったら卒倒してゆんやっー!って叫ぶしかない構成だったよ!
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