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「韓国の妨害なら許されない」延期に地元関係者ら
韮山反射炉の世界遺産登録発表の延期に伴い、伊豆の国市ではパブリックビューイングが中止された
世界遺産委員会で4日に予定されていた「明治日本の産業革命遺産」の登録審査が持ち越されたことを受け、
登録決定の連絡を待っていた各候補地に驚きと落胆の声が広がった。日韓協議の難航が延期理由とされ、韓国へのいらだちをぶつける声も出た。
江戸幕府が大砲鋳造のため建設した「韮山反射炉」がある静岡県伊豆の国市。
「韮山反射炉の世界遺産登録を支援する会」理事長の渡辺解太郎さん(77)は「韓国は一体何がしたいのか、理解に苦しむ。
反射炉を世界遺産にするために、あらゆる努力をしてきた。もし妨害しているのであれば、許されないことだ」と怒りをにじませた。
伊豆の国市はPVを急遽延期し電話対応に追われた。市世界遺産推進課の渡辺勝弘課長(56)は「職員総出で会場の準備をしていた矢先で残念。
どんな事情があるか分からないが、明日登録されることを願うばかり」と話した。
「橋野鉄鉱山・高炉跡」のある岩手県釜石市でも落胆の声が上がった。
仮設住宅に住む主婦、菊池良子さん(43)は「世界遺産は地域の誇り。早く登録が決まってほしい。韓国も『協力する』といっていたのに何でこんなことになるんだろう」と首をかしげた。
登録決定後に記者会見などを予定していた釜石市の担当者は「内閣官房から『調整中』と連絡があった。外国の政府のことをとやかくいえないし、決まるまで待つしかない」と政府の動きを見守った。
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