ソースの一
部
アメリカの大手メディア
いくつかのコラージュ画像をみると,ツイッター利用者が単にテロリストによる身代金要求という状況を軽視し,ふざけているだけなのかは判然としない。
他方で,日本人のツイッター利用者は,コラージュ画像で,イスラム国をからかっているように見える。
人質の命を軽んじ,呑気過ぎるのではないかという懸念があるのは明白である。
しかし,日本のツイッター利用者は,恐怖を通じて人々をコントロールしようというテロリストの手法に対し,ユーモアで対抗しているのではかなろうか。
(With some of the Photoshops, it's unclear
if people are simply making light of the situation. In others, it
does appear that they are poking fun at ISIS. The concern,
obviously, is that people might seem too light-hearted about the
lives of these men. Or perhaps, they're using humor to resist being
controlled through
fear?)
【中略】
はっきりしていることは,日本のツイッター利用者が日本政府に対し身代金を支払うように圧力をかけろというテロリストの要求に対して,それを拒否しているということである。
(What is clear, however, is that there are
some Twitter users refusing to bow down to demands that they
pressure the Japanese government to pay up. For now, that
is.)
アメリカのNBC
Newsの電子版
日本のツイッター利用者は,日本人人質事件において,全国的なコラージュ風刺画像を用いた戦いで,イスラム国を嘲笑うことで反抗している。
(Japanese Twitter users are defying their country's hostage
crisis by mocking ISIS with a nationwide Photoshop battle of
satirical images.)
【中略】
ソーシャルメディア分析会社のTospy社によると,「ISISクソコラグランプリ」という日本語のフレーズは,この1日,2日で,6万回以上もツイッター上で言及されているという。これらのつぶやきでは,イスラム国の様々な人質映像の一部を切り取り,面白おかしく日本のゲーム文化の画像などとともに,多くが加工されている。
(The phrase, which loosely translates to "ISIS Crappy Photoshop
Grand Prix," has been mentioned more than 60,000 times over the past
few days, according to social analytics company Topsy. These tweets
include screengrabs from various ISIS hostage videos photoshopped in
comical ways, and many of the images reference Japanese gaming
culture.)
今週,日本のインターネット利用者は,団結してイスラム国を嘲笑うためにコラージュ画像を用い,馬鹿馬鹿しく,軽蔑した画像をテロリストに送り付けるという戦いを展開した。
この努力は人質の救出には繋がらないであろうが,将来のテロを防止するという点において,少なくとも役立つものである。
(This week Japanese Internet users rallied together to mock the
Islamic State (a.k.a. ISIS or IS) with a Photoshop battle that shows
the terrorists in a series of absurd and contemptuous images.
This effort won’t save the hostages, but it could, in at least a
small way, help prevent future terrorism.)
【中略】
アメリカ政府は,イスラム国のネット上でのプロパガンダに対し,反論のためのプロパガンダ技術を駆使してきたが,これまでのところ,アメリカ政府の試みは失敗に終わっている。
アメリカ政府の手法は,ジャーナリストに反イスラム国のメッセージを送ったり,粗末に作られたビデオを作成したりするというものであって,時代遅れであり,いずれもパッとしないものであった。
アメリカ国務省の前顧問であるShahed
Amanullah氏もガーディアン紙に対し,アメリカの戦略はイスラム国のグループを強くしてしまったに過ぎないと認め,「イスラム国は彼らの支持者に対し,『見てみろ?我々はすべてにおいて力がある。アメリカがそれを証明している。』と言わせてしまっている」と述べている。
(The U.S. government has tried counter-propaganda techniques by
engaging with IS online, but has failed thus far. Their methods,
which include sending anti-IS quotes to journalists and creating
poorly produced videos, are dated and lackluster. In a piece for the
Guardian, former State Department advisor Shahed Amanullah says that
America’s tactics have only made the group stronger: “They turn
right around to their followers and say, ‘See? We’re every bit as
powerful as we say we are, the US government is proof.’”)
では,なぜ今回の日本での出来事が貴重なのであろうか。それは,アメリカ政府が失敗してきた試みを効果的にやってのけたからである。
(So, why is Japan’s response so valuable? Because it was
effective where America's attempts have failed.)
プロパガンダに対する反論を展開する上で重要なのは,相手の効果を減殺することにある。イスラム国についていえば,武装グループは,自らが正義であり,かつ,獰猛であると見せたいのである。
しかし,イスラム国のプロパガンダを間抜けなアニメのキャラクターと合成することで,日本のインターネットユーザーは,イスラム国自身が馬鹿げた存在であるように見せることに成功したのである。
テロリストグループに参加しようとする人々を,テロリストを世界の指導者が強く警戒しているということを知り,テロリストが自らの正義のために闘っているということが,参加を促すものとなってしまっている。
しかし,日本のツイッター利用者は,テロリストを取るに足らないものとして描写し,弱体化させることで,テロリストが発するメッセージの重さを破壊したのである。
(The point of counter-propaganda is to undercut the other side's
efforts. In the case of IS, the militant group wants to look
righteous and fierce. By combining IS propaganda with goofy anime
characters, Japanese Internet users in turn made IS look silly.
Those looking to join the terrorist group know that it is admonished
by almost every world leader, which is part of the draw—standing up
for what they see is right. But, emasculating these terrorists and
depicting them as anything but serious subverts the gravity of their
message.)
これは,小さな勝利かもしれない。しかし,テロリストが参加者を増やすことで力を増していることを考慮すれば,日本人がイスラム国に対する完璧な武器を用いて,世界に,そのメッセージを発したことが,新たな参加者を妨げる唯一の方法となるだろう。
(This may sound like a small victory, but considering that a
terrorist group is only as powerful as its number of recruits, and
it can only draw new fighters through the strength of its messaging,
the Japanese may have just provided the world with the perfect
weapon against IS.)
http://blogos.com/article/104194/?p=1
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(´・ω・`)ユーモアの精神に溢れている国でそうろう。
返信削除プロパガンダとか、人や組織の目的・利害なんかを意識して考えるようにすると、
削除なんとなく認識が広がっていくような感じはします(´・ω・`)
確かに、脅しにまるでひるまない敵を相手にするのは苦労するでしょうね。
そうなると地力の勝負になりますが、そもそも地力や正当性が無いから脅迫にすがっているわけですし。
メロンを要求している萌え画像も有りましたよ。アイシスとか名前付きの。
返信削除訳がわからないよ
でも正直気持ち悪い
返信削除作ってる側がいかにも
海外「ちょwwww日本人wwwww」
って言われたいんだろうなーって思っちゃいました。
試み自体は個人的意見としては、シャルリと違ってイスラム教を揶揄してる画像が少なくて、isisをバカにしてる画像の方が方が圧倒的に多いからいいやり方だと思ってるけど、如何せん面白いコラがあんまりないのがなぁ…金正恩とのコラはユーモアたっぷりだと感じた。
削除どう読んでも皮肉で冷笑的なジョーク言ってるようにしか見えんが。
返信削除そうだよね
削除��マスクとかでいいから目元以外を隠した萌え画像も送ってあげないと、
「俺たちの萌ポイントがわかってないな」
って侮られるどん(´・ω・`)