162話 エステル男爵 --帝国解放会の義務は、人種差別をしない・迷宮を探索するなどといった内容なので、現状では何ら支障はなかった。
主人公さんの超絶チートがあれば、安全マージンを確保したまま、短期間で劇的にレベルアップして、他の人の数十倍・数百倍の攻略速度を維持できる。--
「四十五階層か」
「突破できるようになったら、試験は前倒しでいつでも受けられる。二十年たって四十五階層を突破できなくても退会処分になるだけなので、あまり心配することはない」
「まあ心配はしていない」
一年で一階層くらいだから、そう無理難題ということでもないのだろう。
迷宮の上の方に進もうとする者にとっては。
一年で一階層なら四十五歳のとき四十五階層までしか進めないことになる。
(´・ω・`)1年で@階層を攻略するのが普通とか、なんて鬼畜すぎる迷宮探索。 s
168話 竜皮 --魔物を状態異常にさせたら、ドライブドラゴンになった。
おかげで竜皮が手に入り、食べたらとっても美味しい。 -
「これは、なんというか、あれだな」
「何でしょうか?」
鶏皮だ。
確かに旨くはあるけども。
竜皮はほとんど鶏皮のような味がした。
よくいえば極上品の鶏皮だ。
極上品の鶏皮というのは食べたことがないが。
プリプリとして柔らかく、噛むとしっとりした脂が舌の上に広がる。
蜜のように甘くはないが、甘いといっていい感じの味わいだった。
(´・ω・`)魔物が状態異常で別の魔物になる時点で不思議な世界だ。
169話 リバティー --主人公はハーレムヒロイン達に自由に行動させていた。
逃亡した場合、それぞれ稼ぐ糧があるので生きていけるのだが、裏切る気配ないので自由にさせている。 --
171話 入会式ーー帝国解放会に入会したら、普通に皇帝陛下がいた。
つまり最高権力者さん!忙しい政務があるのにこっちも頑張っている凄い人だ。
後継者を作って成長させたから、安心してダンジョン探索やっているお人である。
あとの問題は、他人に知られたくない性的に恥ずかしい秘密を暴露しないといけない事だった。
それを喋る事で結束を保っている変態団体だったよ!ーー
「入会式は以上だ。帝国解放会への入会を歓迎する」
「はい」
「引き続き二人の入会式を行った後、新会員には入会儀礼として、自らの性的な恥ずかしい秘密を懺悔してもらう。帝国解放会会員として強く生まれ変わるために必要な儀礼だ」
そんな儀礼までやるのか。
懺悔をして連帯意識を高めたり、会への帰属意識を持たせたりするのだろう。
イニシエーションってやつだ。
秘密ならいっぱいあるが。
「秘密か」
「帝国解放会に入会した以上、暴露された秘密を明かすことはルール違反となる。どんな懺悔をしてもこの場から洩れることはないので、安心してくれ。なお推薦人については、近すぎる場合もあるため、希望すれば席をはずさせることが可能である。後ろの二人も、入会式の間に何を話すか考えておくように」
「分かった」
「はい」
(´・ω・`)なにこの罰げーむ
172話イニシエーションーー性的に恥ずかしい秘密をばらす難易度が高すぎた。
皆が変態すぎて、何をいっても認めてくれない。
ハーレムやって全員と毎日やっている事を言った事で、ようやく認められたくらいだ!
帝国は腐ってる!ロリコンや変態ばっかりだ!ーー
「てめえの血は何色だ」
不利を悟ったのか、伯爵が俺に向かって叫ぶ。
「さすがに四人全員に二回戦は大変なので、たまにしかやってない」
「た、たまにだと」
「たまにしか」
「たまにはやっているということか」
「爆発しろ」
(´・ω・`)リア充ばっかりだ。
177話ダメージ逓増 − ダメージ逓増のスキルを装備につけてみて運用したらゴミだった。
何の効果もない。
威力の増加がどれくらいなのか分からなくて微妙だった。
でも、強敵相手だと洒落にならない攻撃力になるので、とても便利っぽい
攻撃回数が増えれば増えるほど、威力も大きくなる仕様。−
ダメージ逓増のスキルだから、威力は攻撃回数が増えれば増えるほど強くなっていく。
たかだか十数回の攻撃で一回分のダメージを稼げるなら、百一回めの攻撃はどうなってしまうのかということだよな。
逆に、百一回めの攻撃の威力がそこそこに留まるなら、一回分のダメージを稼ぎ出すのはかなり先になる。
(´・ω・`)なんて単調なんだろう。
180話 進捗管理ー公爵は主人公に貴族になってほしかった。
主人公は面倒事は嫌だが、安全マージンを取りながら、快進撃すぎるレベル上げをやれるので、利用価値がどんどん高くなっている。
主人公は使っている狩り場な迷宮が退治されたので、新しい狩り場にクーラタルの迷宮を選び、そこに潜る事にした。 ーー |