番外編1 『ライヒの守護者』--ゼートゥーア上級大将は戦争の全責任を負って軍事裁判を受けた。帝国が責任逃れできるように、一つ残らず承諾したのである--
「戦争を終わらせるということのむずかしさ。まったくもって、度し難いことに誰も知らずに開戦していたのだ。笑うしかない。」
負けないように、周辺諸国を疲弊させるべく採用した消耗抑制戦術。
内実は、死体を積み上げ損害を競う最悪の競争だった。
そこまでしたうえで、帝国に出口は見つけられていない。
(´・ω・`)主人公の考えたドクトリンで余計に死傷者が増えた有様だよ!
(´・ω・`)結構良い最後だった。第二次世界大戦のヒトラーみたいな立場っぽく感じるね。
番外編2 『ラインの食卓』 --主人公が作り上げた部隊が終戦まで生き残り、普通に除隊せずに合衆国に合流しようとしていた。どっぷりと戦争に浸かり、狂気の日常を過ごしていたので暖かい家庭に戻るという選択肢を選ばないのだ--
番外編3 『203は何処にありや?』 --主人公は病死し、戦史に歴史を刻んだ。ソ連の首都を爆撃したり、総力戦を前提にした殺戮競争理論、戦争芸術ともいえる戦術の数々、戦略を覆しかけた戦術の天才、鬼才、狂気っぷりで超有名人になっていた--
「そういえば、そうですね。閣下は、確かに珈琲党でしたので。散々、四方八方手を尽くして買い求められたほどです。」
「ああ、それならば聞いた記憶があるぞ。それは確か、低地地方で撤退するとき泣く泣く手放した奴だろう。」
(´・ω・`)良い終わり方だった。化物に勝てたのは世界最強の国の兵站があった故に、兵站に一番良い人材を送るって感じの士官学校がいいね。
【マブラブ オルタネィティブ】
番外編4 『ルナティック・ルナリアン』 --BETAが光線級を誕生させていない頃なら、核兵器による攻撃が通用する。だが、そこは中国国内だったために、その提案はひたすら却下され、主人公さんでも無理ゲーだった。
一度、中国国内にハイブが出来て、光線級が誕生したら、超長距離まで運用できる戦車・歩兵大量生産状態になってしまうだけに主人公さんは、二桁単位での核兵器の使用をやろうと思ったが失敗する小説--
(´・ω・`)ムリゲー。
番外編5 『毒麦のたとえ』 --アメリカ合衆国は、コロンビアの麻薬供給ルートを絶ちたかった。そのため、主人公を派遣して、徹底的にやらせる。共産主義者はヒャッハー。軍事裁判権を与えられたら腐敗官僚の粛清の嵐、新しい部隊を短期間で精鋭するために半分を殺すなどをやらかしまくり、やりまくったのだった--
そして、返された答えに納得する。
要は金を使わず、できるだけクライアントの損害を抑制しろという話だ。
早い話が、ステイツに流入する薬物の撲滅とコロビニアでのビジネス環境の整備。
まあ、後者は首都の治安回復程度でいいだろう。
(´・ω・`)とっても主人公らしい話だった。教導で半分死ぬとか、なんて酷い部隊だ。
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