第一話　　忙殺される人と休暇を取る人　　　　-仕事が大量にありすぎて困っていた。
チャフが思いっきり、書類の数字を間違えちゃったせいで、訂正作業をやらされたりと遅れている。
つまり、チャフのせいで余計な仕事が発生している！　--
　チャフはラゼットの腹部に視線を移しかけ、失礼かと思い直して逸らす。

 「良い子を、出来れば素直で優しい子を産めよ」
 「……善処します。私への連絡はゼズに言って下さい。仕事の引き継ぎはリュリュとサニアにしてありますので、何かあれば二人にお願いします」
（´・ω・｀）主人公さんへの当てつけかな。]

第二話　　不気味な動くモノ---大手商会が次々と主人公の領地から離れて移転していた。
ベルツェ侯爵領から大型船を購入している。　　--
「ベルツェ侯爵領や王領との貿易を拡大する気かも」
 「なるほど、共同出資で大型船でも買う気か。船着き場を独占すれば、発着スペースは確保できそうだしな」
（´・ω・｀）何気に主人公の作る利権のピンチかな。

　第三話　　復興宣言　-大型船をゲットした事で、内政パートが復興から発展モードに突入した。
これで今まで生産しまくった物資を、貿易で売却できるようになる。　--

第四話　　安くて良質な布 --ジーラの商会連合の力が強まる前に、主人公の領地で大型船を建造して軍事力を強化する必要があった。
今のところ、ジーラの商会連合で雇用を生みだすために利用しているが、商人が力を持ちすぎると貴族が危ない  --

第五話　　布の値動き　--布関連で安値競争をやりそうで危なかった。
競争を激化させると商会同士の潰し合いに発展して、雇用が減る！　-

第六話　　不当廉売-布の安値競争は、原価割れする事態になるほど競争してしまった。
どの商会も赤字経営に陥っている。
事業から撤退する商会も出始め、大変な状況だ。 --
　人々がホクホク顔で原価ギリギリの布を買い始めた時、更なる異常が発生する。
 　布の価格が原価を割ったのだ。
 　文字通り赤字覚悟の販売である。
 　短期的に赤字を出してでも、その地域から商売敵を追い出したかったのだろう。
 　そして、安値競争は再燃した。
 　どの商会も赤字を出しながら、布を販売する。
 　敵わないとみた商会は布事業からの撤退を余儀なくされた。
（´・ω・｀）やりすぎて全部居なくなる感じか。

第七話　　二人の商会長　-アイク商会長並びにロジーナ商会長を呼んで、この安値競争の裏にいる誰かを探ろうとしていた。
そして、そこに銀髪の女商人の影が見えている。　--

第九話　　対策会議　---安値競争を止めさせるのは無理だった。
そのため、主人公が市場に参入することになる。潰れた商会に金を注ぎ込んだり、効率の良い機械を作ったりして、商会をゾンビ化！-

第十一話　　捨てる銀髪、拾う金髪--ロジーナ商会長が、安値競争で大損して今まで築きあげたものを手放すような事態になっていた。
そこに主人公の秘書がやってきて、恐ろしいほどに安い布を売却しにやってくる。 --

第十二話　清算的な人形劇 --主人公の所の布が安いのは、機械で大量生産しているからだった。
問題なのは・・・・今は難民の雇用問題で悩んでいるのであり、機械化して職を奪ったら、最低最悪な事になる。--

第十四話　情報と憶測　-ジーラの町官吏代理が銀髪の少女だった。
つまり、今回の安値競争の裏にいた黒幕の可能性がある。--

第十五話　ジーラ官吏代理、イェラ　0-河川の優先航行権をジーラの町官吏代理が要求してきた。
お互いに利益を出したり、失業者を減らそうとしたりして、駆け引きが続いている。-
　イェラは平然と嘘を吐いた。
 　竜骨車の材料でもある圧密木材は需要が高まっている。
 　期間限定とはいえ、無視できない利益をもたらす事だろう。
 　しかも、ソラの秘匿技術である圧密木材を売り出せたならば、周囲にソラとの繋がりをアピール出来る。
 　十分なメリットがあるはずだ。
 　──可能な限り、要求をつり上げる気か。
 　イェラの考えが読めて、チャフはソラに視線を移す。
 　ソラは感心するように頷いて、先を促す。
（´・ω・｀）河川の優先して使って、輸送力的な意味でチートになる気だ。

第十六話　拝金主義者が嫌う者　-河川の優先航行権を10年認める事になった。
主人公は腐敗官僚を切り捨てまくったせいで、相手方から尋常じゃないほどに嫌われている。-

第十九話　生死境の人形達　--主人公は機械で布を大量生産する現場を相手側に見せる事になった。
人形が布を大量生産していて異常すぎる無人工場である！　　--
「……に、人形」

 　よろよろと後退りながら、アイクは布を織る人形を指差した。
 　うっすらと紅を引いた唇、朱を差した頬に白粉を塗った顔、動きやすい半袖の服を着た──物言わぬ人形の群れ。
 　ギリギリと異音を奏でながら、独りでに手を動かし、布を仕上げていく。
 　生と死の境界をさまよいながら、人形達がひたすらに布を織る様は、アイクに原初の恐怖を突きつけた。
（´・ω・｀）なにこれこわい

第二十話　人形劇の黒子達 --無人工場というのは多嘘だった。
人形を人間が無茶をして操作しているので、人件費がちゃんとかかっているのである。
これは相手の商会を諦めさせるために、人件費ゼロで大量生産できるぞというハッタリ！　--