第百十話「別れの挨拶」 ---主人公はビッチエルフと一緒に旅をする事になった。
最大の問題点は、定期的に男の精がないと死んでしまうエルフ娘だったが、それは途中の男娼にやらせる事が決まる。
さすがに浮気して他の女を抱いたら駄目だという倫理観が、主人公はあったのだ!
人神の言う通りにしていたらハーレムとか作れていただろうが、女友達はずっと友達の関係のままで放置!
旅は2年ほどかかると予想されたが、ナナホシの所へと訪れた事で3カ月で全部解決しそうな事が判明した。
転移すれば、向こうに1カ月くらいで到着できる!
つまり、シルフィの出産に間に合う! -
「リーゼ。帰ってきたら、式を挙げよう。
呪いはまだ解けてないけど、二人で家を買って、一緒に住もう。
今まで、そうしなかったから、不安にさせてしまったんだろ?
口だけじゃないかって」
「ああ、クリフ、でもわたくしは酷い女ですのよ。今回も、実はあなたに黙っていこうとしていましたのよ」
「結婚式は、ミリス式になるけど、いいか?
リーゼはミリス教徒じゃないけど……」
(´・ω・`)2年も離れ離れになると思ったら、あちこちに挨拶周りしたおかげで短期間で帰ってこれるルートを発見してしまった有様だよ。
第百十一話「ベガリット大陸へ」
-主人公は旅のための準備をして、主人公は転移魔法陣のある場所まで向かった。
転移した先は砂漠地帯になるが、主人公の魔法で水を生産できるので大丈夫である。
魔物を武力で排除し、転移魔法陣で彼らは目的地へと移動するのだった。-
第百十二話「天敵との遭遇」 -転移魔法陣で移動した先は砂漠だった。
昼間は熱く、夜は寒すぎる地形である。
問題だったのは、ビッチエルフと一緒に行動しているのでムラムラする事。
すごくエッチィ事をしたくなる。
オナニ●して賢者タイムにならないと、ビッチエルフを妊娠させちゃって危ない!
しかも、性欲を激増させる魔物とか居て、本当に大変だ!--
「いえ、これぐらいなら魔力が無くなる事もありませんから」
「そう? 本当に底なしですわね……」
「エリナリーゼさんの性欲ほどではありませんよ」
「あら、それほどでもございませんわよ」
大体、魔道具に魔力を注ぐのをサボって、エリナリーゼが淫獣にでもなったら大変だ。
襲われれば、きっと俺も我慢出来ないだろう。
『一度だけ、二人だけの秘密にしておけば』
『俺は抵抗したんだけど払いのけられなくて』
なんて、自分への言い訳は沢山できるからな。
我慢できなければ、お互い不幸になってしまうかもしれない。
エリナリーゼが妊娠するとかな。
クリフには一生恨まれ、シルフィには白い目で見られ、妹には軽蔑される。
ああ、エリナリーゼに手を出されると、嫌な未来しか見えてこない。
(´・ω・`)なんて危険な場所なんだ(棒読み
第百十三話「砂漠の生態」--砂漠には色んな魔物がいた。巨大なサンドワームが居たり、千匹単位で行動する巨大アリが居たりと豊富な生態系である。
枯れた土地なので生物はそんなにいないが、主人公達を捕食しようと襲いかかってくるので遭遇率が高い。
しかも、サキュバスが人間の男を獲物として狙ってくるので、危うく主人公はビッチエルフを妊娠させちゃう所だった。
このまま旅が続けば、二人が性的な意味で合体してしまう! ---
「ちょ、ルーデウス! ルーデウスしっかりなさい! はやく解毒を! こらっ! 押し付けないの!」
「ちょっとだけ、ちょっとだけですから! 先っぽだけ、いえこの際後ろの方でいいですから、後ろなら浮気になりませんから!」
「ふざけた事を言わないの!」
「ぐほっ!」
抱きついてナデナデしていると、エリナリーゼに頑丈な盾で殴られてブルスコファー。
これがエロゲーなら、エリナリーゼは文句なく暴力系ヒロインと呼ばれるだろう。
理不尽ではないが。
ともあれ、痛みで少し正気に戻り、解毒を使う。
(´・ω・`)なんて危険でエッチィ土地なんだ。
第百十四話「砂漠の旅」
--砂漠の旅よりも、ビッチエルフが発情しそうで大変だった。
主人公の魔力を注いでも、発情しそうになっている!
このままじゃ不倫コース!シルフィに土下座するしかないぃぃぃっ!!!!!!!!!
ビッチエルフから、父親達と一緒に旅をしていた頃のお話とか、途中でなされたが主人公の父親が痴情のもつれとかやってるせいで酷い内容になっているらしく、具体的な事が聞けなかった。-
「やっぱり、エリナリーゼさんは当時からビッチな感じだったんですか?」
「ビッチって……まぁ、間違ってはいませんわね。
といっても、当時はみんな、夜は裸か下着でしたのよ?
ギレーヌなんてブラジャーの存在すら知らなかったんですのよ。
それを見るパウロの目のいやらしさったら、もう……」
あのギレーヌがそんな破廉恥な。
いや、あのギレーヌならそれも有り得るか。
そういうことには疎そうだったし。
そしてパウロめ……。
まぁ、わからんでもない。
獣族って奴はみんなデカメロンを実らせているしな。
(´・ω・`)パウロは色んな女性を妊娠させたり、寝取って男を殺したりしているに違いない。
第百十四話「バザール」--バザールに辿りついたら、そこはモンスターが襲撃している物騒な場所だった。
主人公達は武力でそれらを打倒して人助けする。
最大の問題点は、この大陸には地図がないという事であり、案内人の類を雇わないと、目的地に向かうのが無理ゲー。
だが、幸運な事にバザールを襲撃していたモンスターを倒した時に、助けた人達が目的地へと向かう連中だったので、その護衛として向かう事ができた!--
「おい、そこの二人、食っていかないか?
いまなら3シンサで飯を振る舞ってやるぞ!」
どうやら、身内で処理仕切れない料理を売っているらしい。
俺たちはどちらからというわけでもなく、その誘いを受けた。
腹が減ってはいい案も出ないからな。
布に座ろうとすると、客引きは手のひらを差し出してきた。
「金は先払いで頼むぜ、もう料理は出来てるからな」
(´・ω・`)なんて物騒な所にある呑気なバザールなんだ。
第百十六話「砂漠の戦士たち」
-バザールで出会った行商達と旅をする事になった。
そこでは女戦士という職業が一般的であり、この大陸にいるサキュバスの脅威から対抗するために・・・・女を抱いてスッキリーする伝統がある。
女性が戦場にいないと魅了された男同士で殺し合って全滅しちゃうので、性欲処理の女性が戦いの場で必要になるエッチィ大陸だ!
しかも、軍隊みたいな盗賊が襲いかかってきて人生が大変である。
弓による狙撃で主人公は殺されかけ、そこで仲間が1人死亡した事にショックを受けていた。
ひょっとしたら全力で盗賊を皆殺しにすれば、仲間を守れた可能性があるからだ
すると、残された男たちは、その場で殺し合いを始めてしまう。
フェロモンに毒されると、周囲の男が敵に見えるようになるらしい。
まさに『状態異常:魅了』だな。
魅了を治すためには、中級以上の解毒を使うか、
あるいは女を抱かなければ治らない。
そして、400年前のベガリット大陸では、解毒魔術を使える人間はほとんどいなかった。
結果として、大勢の童貞戦士たちがサキュバスの手に掛かり死んでいった。
抱く相手がいないのだ、仕方がない。
辛い世界だ。
せめて最後には、サキュバスでもいいからと、そんな風に思ったのだろう。
わかるよ、その気持ちはよくわかる。
(´・ω・`)エロゲー大陸だ。女戦士がいないといけない戦場でエロゲーだ。
第百十七話「到着」 --到着した迷宮都市は、巨大なアリ達が作った巣が変異したものだと言われている。
そこでドルディア族の村での全裸牢屋で知り合ったギース達と出会い、主人公は父親が元気なくて困っている姿を見る事になる。
原因は・・・ゼニスが6年間も迷宮で行方不明になっているせいである。
そこは転移の迷宮と呼ばれ、ロキシーも現在進行形で行方不明になっている厄介な迷宮だった。
生 存 は 絶 望 的 !
それにしても、転移魔法陣の罠を踏んだのか。
ロキシーは、あれでいてドジな部分があるからな。
らしいと言えば、らしいか。
まあ、死んだわけでないというのなら、死んでないと考えておこう。
あのロキシー・ミグルディアがそう簡単に死ぬとも思えない。
そう思いたい。
そう思っておこう。
ああ、ゼニスが死んだかもしれないと聞いた時より、なんだかショックが大きい気がする。
「すいません。話の腰を折ってしまいましたね。
それで、その迷宮というのはどういう所なんですか?」 -
(´・ω・`)ロキシーとか、なんて久しぶりすぎるヒロインさん。
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