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VRMMO【6】-【2】 『二章 異世界の始まり(下)』
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(´・ω・`)無法状態のアキバの街を何とかするために、にゃん太から前の章で教えてもらった料理の裏技を駆使して、金と評判を集め、一気に莫大なお金を融資してもらい、その金でアキバの街に法を敷く『二章 異世界の始まり(下)』だよ。
殺しても復活する冒険者をへの制裁措置が難しいから、アキバの街での生活が極端に不便になるように仕向けているんだ。
(´・ω・`)一気に無理だと思われていた事を出来ているし、爽快感がある内容だった。
「元の世界に帰るのを諦めるべきだとは云いません。云いたくもないし。……でも、ここが異世界だって事は認めましょう。もう飛ばされて二ヶ月近くになるんです。“我が儘なお客”でいるのは限界です。
〈大地人〉に感情がないと思うのは勝手ですけど、実際にはあるんです。僕たちはどうやらこの世界において〈エルダー・テイル〉の公式設定でそうだったように〈冒険者〉というある種の特権階級であるみたいです。それってモンスターの拠点を攻撃することが出来る特殊技能を持った傭兵、と云うような位置づけですよね。
しかし、この世界の多数派勢力は〈大地人〉なんです。重ねてはっきり言いますが、僕らは大地人抜きではこの世界で暮らすことは出来ません。銀行を始め、様々なサービスが〈大地人〉によって提供されているんですから。けれど、〈大地人〉のほうは僕ら抜きでも、おそらく暮らせるんです。
このままこの世界で自分たちを律する事も出来ないまま、毎日を勝手放題に過ごしていたら、取り返しのつかないことになります」
(´・ω・`)あと、NPCとか言われて、奴隷や殺戮の被害に合っている大地人の人権を確立するためにも頑張って、異世界で現地の住民とともに手を取り合う街になろうとしているよ。
各種サービスをしてくれる大地人いないと、不老不死の冒険者生活やっても不便ですしね。
(´・ω・`)酷い事をやったプレイヤーは街から追い出して追放だぁっー!
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ログ・ホライズン 『二章 異世界の始まり(下)』 |
小説を読もう! 作者:橙乃ままれ | Z | 10-18話 | 2010年 08月 17日 |
010 異世界の始まり(下) --セララとともにススキノの街から逃げた主人公達だったが、〈ブリガンティア〉と戦闘状態に陥った。 彼らはススキノの街でNPCに対する奴隷商売や恐喝、PKをやっている非情の集団である。 普通なら物量に押されて、主人公達は殺されるだけが、彼らのリーダーをにゃん太が瞬殺した事で、レベル90を超えた化物だと勘違いさせて、そのまま三頭の巨大な飛行生物で逃げる事が出来た! -- ――目前の男達はいったい何者なのか? ――デミクァスを葬り去った攻撃力はどこから得たのか ――まさか彼らのレベルは90を越えているのではないか? ――そしてその正体は他の地区からの粛正部隊ではないのか? (´・ω・`)ここで敗北していたら、移動手段ドロップして、アキバに帰れなくて歴史が変わっている可能性すらありえる戦闘さんだった。足りない部分をハッタリとテクニックで補っていて主人公は実に強い。 011 --にゃん太から、とても貴重な情報を知る事が出来た。 システム任せに料理を作ると不味くなるのだが、現実と同じように調理すれば美味しい料理が出来上がるという事実である。 ただ、現時点だと本格的な料理には料理スキルが必要になる。料理スキルなくても料理できるようになるのは6章になってからだ。 -- 「それは、〈料理人〉ではないか、〈料理人〉であっても調理スキルが低いために起きる現象ですにゃ。現実と同じように調理する場合であっても、調理スキルは必要なのですにゃん。 ……つまり〈料理人〉が料理作成メニューを使わないで、普通の手順で料理をする。そうすれば素材の味を生かした料理になるのですにゃ」 (´・ω・`)にゃん太さんのおかげで、主人公はお金を大量に得られるアイデアをゲットした! 012 --アキバの街でPKが減っていた。 大手ギルドが美味しい狩り場を独占し、それ以外のプレイヤー達は美味しくない狩り場を使う事になり、住み分けができていたのである。 だが、そのせいで初心者プレイヤー達が酷い目にあっている。 初心者救済用のアイテムすら奪われて、中堅のレベルになる事が難しいのだ。 -- 「……〈ハーメルン〉いうギルドがあるねん。初心者救済を謳ったそのギルドは〈大災害〉後、沢山初心者を集めたん。 何もかんもが混乱してたし、初心者を助けられるような時期でもなかったんは確かなんよ。うちらも、何も出来んかった。 でも、その〈ハーメルン〉は――集めた〈EXPポット〉を売りさばいてるん。〈ハーメルン〉は金を儲けてるし、大手ギルドは〈EXPポット〉でレベルを上げようとしとる。 誰が悪いのか。悪い人なんておるのかどうかもわからへん。 ただそう言う流れだけがあって、誰も止めることはできひんねや……」 (´・ω・`)不老不死だけど、不老不死の中で最低辺の立場ってのは辛い辛い。 (´・ω・`)あとで恨まれる事を知った上で、ゲス行為やっているプレイヤー達が何気に怖い。 013--現在、大手のギルドが威張り、施設や狩り場を優先して使用し、中小ギルドの待遇が悪くなり、初心者プレイヤー達が搾取されて泣いている。 主人公は、アキバの地に法を敷ける力が必要だと思った。 この日本サーバー最大の街であり、大半のプレイヤーが集まる場所を掃除しなければいけないと判断している。 今のままじゃ、皆がお互いに嫌悪し合って、協力体制を築けないのだ。 そのために協力を呼びかけて、膨大な大金を入手するための算段を、主人公は考えた。 -- 「小さいギルドに居るってのは、いつからこそこそしなきゃいけないような悪いことになったんですか? ススキノは確かに荒廃してました。2000人しか居なければ、強いギルドが我が物顔で威張るのも判らなくはないです。でも、アキバは僕らのホームタウンです。日本サーバにいるプレイヤーの半分以上の本拠地です。日本サーバ最大の街です。 それが格好悪くて雰囲気が悪くてギスギスしてて、なんだかみんなが下を向いて歩いているって……。それはないでしょう。それじゃぁ、僕ら全員が格好悪くなるために生まれてきたみたいじゃないですか。 狩り場の占有、大手ギルドの躍進、ライバル同士の確執、それらが悪いなんて口が裂けても云いませんけれど、自分の首を絞めてるのは見るに堪えないです。 そういうのって、新人泣かせてまでやることでしょうか。 異世界飛ばされちゃったサバイバルを蹴飛ばしてまで、やることですか? 僕らは三万人もいますけれど、三万人しかいないんです。 みんな、舐めてます。異世界を甘く見すぎてます。必死さが、足りないです」 (´・ω・`)歴史的瞬間っていうセリフだと思った。アキバの街の大改革やるために必要な良い演説。 014--以前、にゃん太から教えてもらった美味しい料理を作れる裏技を使って、 〈軽食販売クレセントムーン〉を開店した。 今までのアキバの街での生活では殆ど金が掛からなかったために、毎日廃墟で膝を抱えて、元の世界へ戻れない哀しみに沈んでいた人々も存在した。そんな彼らも、多少の小銭は稼ぐ気になったというのは大きな変化だった。
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